税務調査のポイント
税務調査
はズバリここを見る!よく誤まりやすい9個のケースとは?
- 1.売上計上もれ…その1
- 建設会社で、支払われている外注費を調べ、その外注費がどの工事のものか尋ねる。その結果、その工事の売上が計上されていなかったことが発覚したケース。即ち、売上のみ未計上で、経費は落としたままになっていた、という単純なもの。
- 2.売上計上もれ…その2
- 物品販売会社で、売上は翌期に計上されていたのであるが、納品書を調べたら納品日が当期になっていたケース。俗にいう「期ずれ」である。
- 3.架空人件費
- (1)退職した従業員に給料を払っていたことにしたケース。
- (2)お医者さんの奥様で、朝30分位受付に様子を見に来るだけなのに、給料を50万円払っていたケース。
- 4.給料と外注費の区分
- 1日2万円×日数という計算で支払った金額を外注費で経理していたが、給料と認定されたケース。
- 5.役員賞与
- 社長の自宅の修繕費を会社建物の修繕費として計上していたケース。
- 6.保険料と役員給与
- 社長個人を受取人とした損害保険契約の保険料を会社の保険料として経理していたが、社長個人が負担すべきものとして、社長に対する役員給与と認定されたケース。
- 7.交際費と会議費
- 寿司屋さんなどでの飲食代を、会議費として経理していたが、おおむね1人当り3,000円を超える費用は交際費と認定されたケース。
- 8.交際費とお祝い金
- 会社の20周年祝賀パーティに招待したお客様が、持参した祝金300万円をパーティ費用から控除して経理していたが、この祝金300万円を交際費と認定されたケース。
- 9.在庫調整
- 期末近くに仕入れた商品は、在庫表に載っているか、売上に計上されているかのいずれかである。当期の売上に計上されていることが証明できなかった結果、在庫の計上もれと認定されたケース。